お産と医療

ある脳機能学者が本に書いています。
「リーマン・ショック以降、お金がただの紙っぺらにすぎないことを
多くの日本人も気づいたはずです。お金には絶対的な価値があると
これまで思わされてきましたが、それも洗脳にすぎないのです。
(中略)だから私は、真に意味のある投資は教育しかないと思って
います。」

同感です。そのとおりだと思います。
なかでも、子供の教育は、未来の日本を担う人間の教育ということ
ですから、とても大事です。あらゆる情報があふれる中、どういう
ことを教えたら、子供が本来の人間の力を発揮できるでしょうか?

子供の教育で、親が意識的に行動したほうがよいことの一つに、
「お産の方法」があります。これは、何人もの産科医が明言してい
ることですから、おそらく真実なのだろうと思いますが、
「お産の方法によって、子供は変わる」ということです。
むしろ、スタートが最も肝心なのでは?と私は思っています。

お産のことをあまり知らない人は、お産に違いがあるの?と思う
かもしれませんが、まったく違います。大きく分けると医療介入
するか、自然に産むか、どちらかです。
自然に産むことなんてできるの?とか、何かあったら取り返しが
つかないじゃない!とか、いろいろ想像されるかもしれません。

でも、よく考えてください。お産と医療はもともとは遠いものでした。
古代から人間は滅びずに続いてきたのです。ちょっと前まで人類には、
医療の充実なんてなかったわけです。
いつからか、人間は自分の体の力を信じきれなくなってしまったのか
もしれません。ちょっと風邪をひいただけで、すぐ病院にかけこんで
薬を飲んでしまうのも同じです。病気がこわくて、ワクチン打つのも
同じです。

話を戻しましょう。いまのお産の実態を列挙してみます。
(すべての病院が全部これだとはいいません。
しかし、特別なことでもなんでもなくて、どれも普通に行われています)

【陣痛促進剤を使う】
 陣痛が弱い場合、陣痛促進剤を使います。プロスタグランディンと
 いう薬で、子宮口を柔らかくし、オキシトシンという薬で、規則的
 な陣痛を起こします。これらの薬は非常に効果があるので、過剰量
 の投与をすると、大事故につながるというリスクもあります。
 産科学では、許容範囲の時間を超えると危険と教えられていますが、
 時間をかけて、ひたすら待てば普通に生まれてくるケースが多いと
 言われています。まだ子供が出る準備ができていないというだけな
 のです。それを薬の力で無理やり出そうというのですから、子供へ
 の心身への負担は大きいものと考えられます。 
 

【会陰切開をする】
 子供が生まれてくるときに、頭が出やすいように会陰にハサミを
 入れます。これによって、子供は血まみれで生まれます。
 だから、看護師が沐浴させてから、はじめてわが子を胸に抱くこと
 になります。この時間ロスが、わが子へ抱く愛情に大きな違いを
 作るという指摘があります。産後すぐの興奮状態にあるときに、
 子供を抱くことによって(カンガルーケアという)理性ではなく、
 本能でわが子を認識することが、大切だというのです。
 また、産後には、傷が痛み、母乳の出に影響が生じるといわれて
 います。(初乳を飲ませるか否かで、子供の免疫力が変わります)

【鉗子分娩・吸引分娩】
 子宮口が全開大になっても、お産が進まない場合、産道にいる子供
 の頭を道具を使って力でひっぱることです。
 この結果、子供に外傷ができることがあります。また、母体に裂傷
 ができることもあります。そして、なにより無理やり出される子供
 の精神的ストレスは大きいものと想像されます。

【安易なミルク】
 産後、なかなか母乳がでなくて悩まれる方は多いと聞きます。母乳
 が出ないとすぐに、病院側がミルクを与えてしまう場合が多いの
 ですが、粉ミルクは牛乳から作られています。牛乳は、人間の体に
 はよくないという結果があります。知らない方は、新谷弘実先生の
 『病気にならない生き方』を読んでください。
 免疫機能を高める抗酸化物質ラクトフェリンの量ですが、母乳の場
 合0.15%なのに比べ、牛乳の場合、0.01%です。 
 そして、これも事実として、産後すぐに母乳が出なくても、子供に
 乳首をふくませる努力をしていれば、数日後にはほとんどの場合、
 母乳が出るといいます。何日も食事ができない子供は決してかわい
 そうではありません。産後、子供は食事ができなくても大丈夫なよ
 うに、ちゃんとお弁当を持って産まれてくるのです。

他にも分娩台にのる仰向け分娩は、医療者の都合によりはじまった
手法です。またライトが照らされたなか、暗闇から出てくる
子供の精神的ストレスも指摘されています。
これだけじゃありません。医療が介入して、おかしくなっているとこ
ろは山ほどあります。

子供の立場になってみれば、生まれてきた世界というのは、
なんて辛いところなのだろうと思うことでしょう。
「バーストラウマ」なんて言葉もあるくらいです。

日本の自然分娩の第一人者・吉村正先生は著書のなかで、
「産科学には正反対のことが書いてある」と言っています。

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もちろん、医療がすべて悪いとはいいません。それで救われる命も
たくさんあるでしょう。日本の出生率が高いのは、医療が貢献して
いると思います。
しかし、出産するまでの経過が順調で、特に問題がない人にも同じ
ように型にはめた出産方法をするのはどうでしょう? 疑問です。
実際、出産も医療介入をたくさんして、薬をたくさん投与したほう
が儲かるシステムになっています。

自然分娩を実践している吉村先生によれば、自然に生まれてきた
子供は、産後泣かないといいます。また、母親の胸の上で安心して
眠ってしまう子供もいるそうです。ふつう、生まれてきて泣かない
とおしりをたたいて泣かせたりします。気道が正常かということな
のでしょうが、へんてこな常識です。
また、成長してからも、穏やかな性格の子供が多いそうです。

自然分娩を希望していても、経過によってはできないこともある
ので、これだけが正しくて、絶対だとは思いません。
いまこうしてブログを書いている当の私はというと、普通の病院で、
おそらく普通に医療介入されて、産まれてきました。
どんな形であれ、出産は神秘的で美しいものだと思いますし、
産んでくれた親には感謝の言葉しかありません。

でも、こうしてさまざまな情報がでているなか、これから
母親になる人にはできるかぎり勉強をしてほしいと願います。
実際に出産を経験した方のなかには、本では、わからないこと
もたくさんあると言われる方もいます。
それも本当だと思います。でも、すべてはわからなくても、
知識はあったにこしたことはありません。
知識がなければ、医者の言われるがままでしょう。
なにより、産まれてくる子供のためにも、その子の育児をする
親自身のためにも、学ぶ時間を持ってほしいものです。

LIECHAM






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